
あちこちLab
(日本のあちこち再発見Lab)
「あちこちLab」の理念
日本にはかけがえのない自然や文化がたくさんあり、時代の中でこれらが循環しまた新たに独自かつ多様な文化が形成されてきました。
日本中でこういった文化の醸成が起こり、 今生きる私たちの生活の豊かさの礎となっています。また日本文化は海外の人たちをも魅了し続けてきました。
私たち「あちこちLab」は日本のあちこちに存在する独自の文化及びそれらを醸成してきた様々な要素に目を向け、それらを知る、体感する、考察する機会を創出していきます。
自然環境、風習、文学、産業、アート・工芸などいくつもの切り口から日本を探究し、今の人々だからこそできる日本の魅力発見をコーディネートしていきたいと考えています。
サービス内容
1. 高校生向け 探究活動支援
「学校の授業だけでは味わえない/教科横断的な探究」や「地域・産業とのコラボ」を通じて、高校生の主体性・問題発見力・表現力を育成。夏休みや週末を使った探究プログラム、地域フィールドワーク、オンライン/オフライン併用のワークショップ提供など。受験準備だけでなく、「生きる力」「社会を知る力」「地域を感じる力」を育てる場として機能。
2. 大学生向け 社会課題解決研究支援
大学生のゼミ・卒研・サークル活動などと連携し、地域課題や社会問題をテーマとしたプロジェクトの企画・実践をサポート。地域・自治体・企業・住民とのマッチング、現場フィールドワークの設計、成果報告支援、発信サポートなどを含む「伴走型支援」。単なる座学や理論ではなく、実社会で実践経験を積むことで「本物の学び」を促進。
3. 地方自治体向け 地方創生 × 探求教育 支援活動
地方自治体や地域団体、第一次産業(農業・林業・漁業など)の担い手と協働し、若者・学生・地域住民が参画する形で「地域創生 × 教育」を実現。地域振興、人口減少対策、産業継承、地域ブランディングなどにおいて、教育的観点からアプローチ。地域の未来づくりに“教育・探究”の力をプラスし、地域と若者をつなぐハブとして機能。高校生の国内都市山村交流留学プログラムなどを企画。
メンバー紹介

石井ひろみ(Hiromi Ishii)
千葉県出身
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 特任研究員
共立女子大学 建築デザイン学部 非常勤講師
まちあそびラボ 理事
日本建築学会 子ども教育支援建築会議 運営委員
一級建築士
#古民家 #インテリアと空間 #ワークショップデザイン
#子連れ海外 #薪ストーブ
谷津田が広がる千葉の古民家で育ち、障子越しの光、夕焼けの色、星の瞬きを日常の風景として受け取った幼少期。
里山の時間の流れに触れ続けた経験は、土地の記憶や暮らしの物語を読み取る感性となり、“空間を編み、物語を編集する力” の原点となった。
熊本県芦北町立佐敷小学校や栃木県茂木町立茂木中学校など、地元材を活かした子どもの空間づくりから、古民家再生、インテリアと空間の設計まで幅広く携わり、地域の人々とともに場をつくるワークショップデザインを実践してきた。こうした取り組みは、風土に根ざす文化を再編成し、対話と創造を通じて地域に新しい関係性を生み出している。
また、イギリス・ベルギー・オーストラリアでの子連れ海外生活や、25か国48都市を子どもと旅した経験は、多文化を横断する観察力を育み、コミュニティデザインへの視野を広げた。
軽井沢の森に構えたアトリエでは、人と自然、文化と風土のつながりを丁寧に読み解きながら、日本各地の風景や文化を「再発見」し、現代の暮らしにそっと手渡す新たな視点をデザインしている。
國村周平(Shuhei Kunimura)
広島県出身
株式会社こふろ代表取締役
株式会社あるところに取締役
広島県三次市DXコーディネーター
木彫師
#木彫り #陶芸 #探究活動 #ビジネスプランナー #伝統工芸
東京大学・大学院では、地域資源の評価や活用・保全に関する仕組作りの研究や、観光・景観関係を研究。大手IT企業では、ITや業務のコンサルティングを行い、官民の多岐に渡る業界の課題解決、業務改善等に従事。
現在は、地域活性化事業に強い関心を持ち、「株式会社こふろ」を創立し地域コンテンツをプロデュースするとともに、広島酒専門BAR「SAKEbar古風路」(東京都新宿区)を運営し都心で広島の発信を営むなど、日本酒や器に関する事業の展開にも取り組む。また、マーケティング・ICT支援にも従事しており、自治体等の業務改善、IT支援事業を展開している。
高等学校等の教育機関の探究授業を推進する支援事業も行っており、自治体や事業者と連携した教育コンテンツの構築を行っている。
日本文化探究を促す活動にも注力しており、日本文化セミナーの企画運営をはじめ、陶芸、木彫り、墨絵など各種体験セミナーを展開している。特に木彫りについては各地でセミナーを多数開催しており、企業連携によるキットや教材の開発なども行っている。


福田翔大(Shodai Fukuda)
群馬県出身
SAKEbar古風路 マネージャー
美和桜酒造蔵人
広島県三次市DXコーディネーター
日本酒学講師
#日本酒 #農業 #移住 #ツーリング #二拠点生活
東京都のアパレル会社へ在籍し、大手百貨店において主管理者として、店舗運営、業務構築・改善、PR等に従事。
現在は広島県三次市へ移住し、米作りや酒造りに携わっている。また、株式会社こふろが東京都で運営する「SAKEbar古風路」の経営支援に携り、都心において日本酒イベントや日本文化研修を開催するなど精力的に活動を行っている。米作り~酒造り~酒販~飲食まで一気通貫で全ての工程に携わるため、これらのノウハウを活用し多くの人々に日本探究の機会を提供している。
ツーリングを趣味とし、各地をバイクで旅しながら、日本の面白さを収集している。各地の酒、食、風習・文化、自然など様々なコンテンツを探し、自身の研修セミナー等の活動のインプットとしている。
佐藤淳(Jun Sato)
滋賀県出身
東京大学 准教授
スタンフォード大学客員教授
建築構造一級建築士
#災害対策 #復興支援 #木育 #ものづくり #ツリーハウス
自然豊かな大津市で育ち、草むらで昆虫を追いかけながら、生命や風景のしくみを身体的に理解した幼少期。
中学ではものづくりに没頭し、素材の成り立ちや環境の力学を捉える感性を育んだことが、「未知へ向かう衝動」となり、将来の夢は宇宙飛行士へとつながった。
スターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店の木組み、熊本県芦北町地域資源活用総合交流促進施設など、国内外の建築プロジェクトに携わり、建築構造デザインを専門に、風土と素材を統合する実践を続けている。また、自然と共生する構造の研究としてツリーハウスにも取り組み、人と自然の関係を再整理する試みを広げてきた。
さらに、アルゼンチンやインドネシアでは、災害対策・復興支援の現場に入り、地域住民と協働しながら、学びと共創の仕組みを構築。文化と暮らしを未来へつなぐためにエンジニアとして、地域の力を引き出しながら、新たな風景づくりを進めている。
